ペダル・アップライトピアノの発明とエラール
1783年(ねん)には、イギリスのジョン・ブロードウッドと言わ(といわ)れる楽器(がっき)製作者(せいさくしゃ)がペダルを発明(はつめい)しました。ペダルは今(いま)ではピアノには欠かせない(かかせない)ものですが、当時(とうじ)彼(かれ)が発明(はつめい)するまでペダルは棚板(たないた)下(か)にあるレバーをひざで操作(そうさ)するタイプのダンパーだったなんて驚き(おどろき)ですよね。しかし、さらに驚い(おどろい)たことに、1791年(ねん)に亡くなっ(なくなっ)たモーツァルトは、ペダルの存在(そんざい)を知っ(しっ)ていてもペダルの付い(つい)たピアノでは作曲(さっきょく)をしなかったそうです。ということは本来(ほんらい)のモーツァルトの曲(きょく)にはペダル記号(きごう)はなかったということになります。ダンパーペダルの演奏(えんそう)に与える(あたえる)効果(こうか)はとても大きく(おおきく)、ベートーベンはブロードウッドの製作(せいさく)したピアノを愛用(あいよう)して、たくさんのピアノ曲(きょく)を作っ(つくっ)たといわれています。ピアノの音域(おんいき)も5オクターブに広がり(ひろがり)、さらに、ブロードウッドは1808年(ねん)に鋳鉄(ちゅうてつ)プレートを持っ(もっ)たグランドピアノを考案(こうあん)していました。そして1800年(ねん)には、最初(さいしょ)のアップライトピアノがホースキンによって発明(はつめい)されました。鉄製(てっせい)のフレームを持っ(もっ)ており、響板(きょうばん)を支える(ささえる)もので現在(げんざい)のアップライトピアノの原型(げんけい)といわれています。ただ、音量(おんりょう)が非常に(ひじょうに)小さかっ(ちいさかっ)たため試作(しさく)として終わっ(おわっ)てしまいました。そして1821年(ねん)にはフランス人(ふらんすじん)であるピエール・エラールが、イギリスに渡り(わたり)多く(おおく)のピアノの改良(かいりょう)をフランス革命(かくめい)が始まる(はじまる)前(まえ)に行い(おこない)ました。こうしてピアノはたくさんの楽器(がっき)製作者(せいさくしゃ)たちによって、現在(げんざい)のピアノに少しずつ(すこしずつ)近づい(ちかづい)ていっているのです。そしてこの後(あと)、かの有名(ゆうめい)な産業(さんぎょう)革命(かくめい)とフランス革命(かくめい)によって、ピアノはもっと急速(きゅうそく)に現代(げんだい)のピアノに近づい(ちかづい)ていきます
ピアノ
1783年には、イギリスのジョン・ブロードウッドと言われる楽器製作者がペダルを発明しました。
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